世界人口は高齢化しており、世界のほぼすべての国で高齢者人口の数と割合が増加しています。
国連：世界の人口は高齢化しており、社会保障を見直す必要がある。
2021年時点で、全世界の65歳以上の人口は7億6,100万人であり、この数は2050年までに16億人に増加すると予想されています。80歳以上の人口はさらに急速に増加しています。
健康と医療の向上、教育へのアクセスの向上、出生率の低下により、人々の寿命は延びています。
世界全体では、2021年に生まれた赤ちゃんの平均寿命は71歳と予想され、女性が男性よりも長生きします。これは1950年に生まれた赤ちゃんよりも約25年長生きすることになります。
北アフリカ、西アジア、サハラ以南のアフリカでは、今後30年間で高齢者人口が最も急速に増加すると予想されています。現在、高齢者の割合が最も高いのは、ヨーロッパと北米です。
人口の高齢化は、労働市場や金融市場、住宅、交通機関、社会保障などの商品やサービスの需要、家族構造、世代間関係など、社会のほぼすべての分野に影響を及ぼす可能性があり、21 世紀の最も重要な社会動向の 1 つになる可能性があります。
高齢者はますます開発の貢献者として認識されるようになっており、高齢者が自らと地域社会の状況を改善するために行動を起こす能力は、あらゆるレベルの政策やプログラムに組み入れられるべきです。今後数十年にわたり、多くの国々は、増加する高齢者人口に対応するため、公衆衛生制度、年金、社会保障に関する財政的・政治的圧力に直面する可能性があります。
人口の高齢化の傾向
世界では、65歳以上の人口が若年層よりも速いペースで増加しています。
「世界人口予測：2019年改訂版」によると、2050年には世界の6人に1人（16%）が65歳以上となり、2019年の11人（9%）から増加する見込みです。また、2050年には、欧州と北米では4人に1人が65歳以上になります。2018年には、世界の65歳以上の人口が初めて5歳未満人口を上回りました。さらに、80歳以上の人口は、2019年の1億4,300万人から2050年には4億2,600万人へと3倍に増加すると予測されています。
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投稿日時: 2023年3月27日
